祭り

国際フェスティバル「スルヴァ」は、ペルニク村で毎年1月13日から14日まで開催される伝統的な祭りです。この伝統を継承しているのは、仮面を被って踊る2,500人以上の舞踊団です。祭りの期間中、新しい年を祝うために村々を踊りながら練り歩きます。スロヴァフェスティバルはユネスコ無形文化遺産に登録されています。

夏の間、Georgi Rakovski Military Academy公園で開催される「Opera in the Park」とPancharevo湖畔で開催される「Muses on the Water」は、ソフィア市民や観光客を新しい文化体験へと誘います。このフェスティバルはソフィア・オペラ＆バレエ団が主催し、オペラやバレエの古典作品、子供向けオペラ、人気ミュージカルなど50以上の演目が上演されます。 

36年の歴史を誇るこの映画祭は、毎年6万人以上の観客を動員し、高い評価と人気を誇っています。映画祭の上映作品は、ヒット作、名作、子供向け映画、料理映画、音楽映画、ドキュメンタリーなど、誰もが楽しめるものばかりです。

20世紀初頭、ラドミルはボザ（発酵飲料）製造の中心地であり、ラドミルのボザは全国的に有名になりました。その伝統は今も受け継がれ、毎年10月にはボザの醸造を祝う祭りが開催されます。国内唯一のボザ生産者の記念碑がある中心街で行われ、ボザが楽しめるほか、地元特産品のバザー、エンターテイメントなどが催されます。

国際的なA to JazZ Festivalは、ソフィアの文化活動の重要な一翼を担っています。夏の始まりを告げる恒例のイベントとなっており、世界各国のジャズ界の巨匠、著名なアーティスト、若手の才能あるアーティストが野外ステージに出演します。毎年大盛況のフェスティバル期間中、会場となる公園には4万人以上の観客が訪れます。ジャム・セッション、アート・バザー、子供向け教育プログラム、ワークショップ、スポーツ・アクティビティ、音楽ヨガなどのプログラムが行われます。 

ソフィアでは50年以上前から国際音楽祭「ソフィア・ミュージック・ウィークス」が開催されており、ソフィアだけでなく、ブルガリアにとっても重要な国際音楽イベントとなっています。ヨーロッパを代表する交響楽団、著名な器楽奏者や歌手、世界的に有名な楽団、そしてブルガリアのクラシック音楽界を代表する演奏家が参加するなど、この音楽祭は年々その名声を高めています。コンサート、オペラ、バレエの公演に加え、科学会議、写真展、オペラ映像の上映、若い器楽奏者や歌手のための講習会などのプログラムも用意されています。

キュステンディルは「ブルガリアの果樹園」と呼ばれ、豊穣を祈願する祭りが数多く開催されていますが、その中でも最も重要かつ大規模なものがさくらんぼ祭りです。このイベントの見どころは、さくらんぼマーケットや地元の生産者によるさくらんぼ料理、料理コンテスト、カルチャーイベント、野外ステージなどです。

毎年春分の日に開催されるキュステンディルの代表的な行事のひとつで、太陽神とヒーラーへの古代信仰に深く根ざしています。祭りでは、毎年異なる伝統的な行事の数々が数日間にわたって行われ、そのクライマックスでは、美人コンテストの開催と、「キュステンディルの春」の巫女が選出されます。

ドラゴマン近郊のChepan山では、10年以上前から最大規模のマウンテンランニングとサイクリングレース、「Bike and Run for Chepan」が開催されています。このレースは毎年、環境保護キャンペーンの支援とアウトドア活動の促進を目的として開催されています。

ヴィトシャ 100（ツアー・オブ・ヴィトシャ）は、1970年代から毎年開催されている山岳ウルトラマラソン＆サイクリングレースです。レースの人気は年々高まっていて、コースやコンディションに挑戦するプロだけでなく、好きな山を一周したいという同じ思いを持った一般のファンも参加しています。

ペルニクでは、国の祝日とクケルの伝統をモチーフとした国際的な仮面舞踊祭「スルヴァ」が毎年開催され、国内で最も盛大なイベントのひとつとなっています。華やかで盛大なイベントが、1月に入る前から祭りの終了後まで、参加者、観衆、そして町全体が熱狂に包まれます。すべての人にエネルギーと力強さ、活力を与えるペルニクは、ヨーロッパ有数のカーニバルの町として知られています。