パヴリケニ近郊の古代陶磁器センターは、ブルガリアのみならず南東ヨーロッパで唯一のものです。この遺跡は1971年に偶然発見された直後にローマ時代の重要な遺跡の一つとなりました。ヴィラ・ルスティカと呼ばれる、農業と牧畜に専念していたローマ軍の退役軍人の農地です(おそらく1世紀末)。次世紀の初め、ローマ人はこの地域で良質の粘土を発見し、陶磁器製品(器類、儀式用具)の生産センターを建設したようです。現在、センターの窯の一部はガラス張りで展示されています。アンティークのレンガやタイルは、近代の建物の形にも見られます。陶器工房もあり、ローマ時代の衣装をまとったトロヤンの職人たちが古代の陶器作りを再現しています。