オーストリアの旅行家フェリックス・カニッツは、スレバルナ湖を「湿地帯の鳥にとってのエル・ドラード」と表現しました。その湖の名を冠した自然保護区は、ドナウ川の南2 km、シリストラの西16 kmに位置し、面積は600ヘクタールにも及びます。ヨーロッパからアフリカへの渡り鳥の通り道であるポンティカ通りに面していることと、固有かつ多様な水鳥が生息していることで知られています。スレバルナのシンボルはダルメシアンペリカンで、自然の生息地でその姿を見ることができます。希少種や絶滅危惧種が生息していることから、スレバルナ湖は1983年にユネスコ世界遺産に登録されました。スレバルナはまた、ヨーロッパの重要鳥類生息地リストにも含まれています。